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カテゴリー「書籍」の28件の記事

2007/03/09

パックス・モンゴリカ―チンギス・ハンがつくった新世界

123_1パックス・モンゴリカ―チンギス・ハンがつくった新世界
ジャック ウェザーフォード (著), 星川 淳 (翻訳), 横堀 冨佐子 (翻訳)

現在、日経新聞では「世界を創った男チンギスハン」堺屋太一が連載中でありますが、この本もチンギスハン関連です。モンゴル帝国の歴史を書いていますが、ものすごく面白い。近いのに、モンゴルのことは全然知らなかったのです。

例えば、

応援のときに使う"フレーフレー"はモンゴル語の掛け声である、とか

印刷技術を積極的に利用した(より効率的にするためアルファベットの利用が推奨された)、とか(グーテンベルクより前のこと)

硬貨より軽い紙幣を流通させた、

などもう驚きでいっぱい。

「フラット化する世界」の走りはモンゴル帝国なのかも、と思ってしまうのです。

2007/02/11

ローマ世界の終焉―ローマ人の物語XV― 塩野七生 著

Rome_1 ローマ世界の終焉―ローマ人の物語XV―
塩野七生 著

15巻ついに読み終わってしまった。次がないと思うと何だか切ない。

それにしても西ローマ帝国滅亡後、最終的にローマを荒廃させたのはかつての同朋東ローマ帝国だというのがもの悲しい。





2007/01/23

雑誌を定期購読する

アメリカの雑誌を買うとこれでもか、というくらい定期購読を勧める葉書が付いてきます。2割3割引は当たり前で、腕時計やらバッグなどのおまけもついたりします。

定期購読が一般的なのは日本と違い車での通勤が多く、電車通勤で毎日KIOSKに立ち寄る日本人とは違うというのが大きいのでしょう。電車の中で雑誌は読めますが、車の運転中には読めませんしね。

とはいいつつ、近年日本でも定期購読の形をとる雑誌は増えつつあります。

しかし、定期購読をしていない雑誌もあるわけで。とすると毎週(月)、忘れずに買う必要があります。私はうっかり買い忘れないようにサーバにcronで雑誌発売日にメールを携帯に送るようにしたりしていました。それはいいとして、海外に行っている時に買い損ねるとちょっと悲しい…。

ということで調べてみると、あちこちで定期購読ができます。例えばセブンアンドワイ。見てみると2から17%くらいの割引で定期購読可能です。アメリカほどの割引ではありませんが、買い忘れることと、自宅に自動的に届くことを考えれば十分な値段です。早速申し込み、2週間ほどした今日、最初の号が届きました。

駅で朝に、発売日の雑誌を読むことが命!でない方にはお薦めのサービスです。

2007/01/09

「フラット化する世界」トーマス・フリードマン (著)

Flatフラット化する世界(上)
フラット化する世界(下)
トーマス・フリードマン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)

1995年に発売された「ビーイング・デジタル」ニコラス・ネグロポンテ (著)はかなり売れ、話題にもなった。内容は多くのものがデジタル化され、世界を簡単に流通できるようになるだろうというもの(だったはず)。

そして多くのものが実際にデジタル化さるようになり、それが世界にどう影響を与えているかを伝えているのがこの本。ものすごく売れているらしい。

光回線の普及に伴い、多くのもの(音声、書類など)がデジタル化されアメリカよりインドなどに送られて作業されるようになった。そのことにより労働コストは下がるが、当然アメリカ国内で職を失う人が出てくる。グローバル化とはそれを受け入れるしかない(?)ことであり、とすると我々はどうすべきなのか。日本でも多くの仕事が中国などに流れているのはご存知の通り。

この本の中で日本は比較的好意的に書いてあるが、住んでいる(多分ほとんどの)我々にとっては将来は安心できない。少子化と学力低下、さらに体力も低下じゃね。

子供:なぜ勉強するの?

昔:いい学校に入って、いい就職先を見つけるためだよ。

今:勉強しないとインドや中国に根こそぎ仕事を持っていかれちゃうぞ。

この本の前に書かれた「レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体」も興味深い。

2006/10/18

「シーラという子」 トリイ・L. ヘイデン (著)

Child_1シーラという子―虐待されたある少女の物語
トリイ・L. ヘイデン (著), Torey L. Hayden (原著), 入江 真佐子 (翻訳)





Tigerタイガーと呼ばれた子―愛に飢えたある少女の物語
トリイ ヘイデン (著), Torey Hayden (原著), 入江 真佐子 (翻訳)

これら2つの本はシーラという女の子の話である、実話らしい。原作ではシーラから15年ほど経ってタイガーが出版されたようだが、日本では1996年に続けて出版された。

シーラは14歳の母親に捨てられ父親と暮らす大問題児であり、作者ヘイデンのクラスへやってくる。最初の本でシーラは6歳であり、およそ半年の関わりが書かれている。

いい本だと聞いて図書館で借りてきたものの、タイトルを見て読むのを止めようかと思った。虐待されたと書かれているように、心温まる話ではない。しかし読み始めてみると、止められない。

それまでの人生がひどいものであったものの、シーラは大変頭が良いということが分かり作者はその才能を活かそうとする。シーラはクラスに馴染めなかったものの、作者の努力により心を開いていくかのように見えた。しかしほどなくクラスは終了し、シーラは別のクラスへ送られる。

タイガーはその後、14歳のシーラに再会してからの話である。6歳で別れたシーラはその後もひどい虐待を受け、また6歳の頃の日々をまったく覚えていないということで作者はショックを受けるのだが…。

シーラから作者へ送られたある手紙(詩)、があまりに印象的なこの物語。この2冊は読んで損したとは思わないでしょう。

2006/08/31

ゾウを消せ----天才マジシャンたちの黄金時代

Zzzz_1 ゾウを消せ----天才マジシャンたちの黄金時代
ジム・ステインメイヤー

テーブルマジックではなく、舞台上の動物を消したりする大掛かりな手品の歴史の本。昔も今も、人や動物か忽然と消えることはありえないので当然ながら錯覚を利用します。鏡とか照明とかを駆使して。

そうは分かっていても、マリックさんをテレビで見るたびにビビったりして…。

この本の訳者あとがきにも登場する現役最高峰のランス・バートンはラスベガスで見ることが出来ます。行くのなら、先にこの本を読むといいかもしれません。

Lance Burton: Master Magician

2006/08/18

「無痛」 久坂部 羊 著

Mutsu 無痛
久坂部 羊

この物語には患者を見るだけで症状を判断できる医者がふたり登場する。おいおいという感じだが、考えてみれば検査機のなかった昔はどうしていたのかというところに行き着く。そういえば「チャングムの誓い」で患者を診る授業では、顔色と脈だけで診断していますね。

さらに殺人などを犯す人物は独特なサインが顔に出るとこの話の中にあり、今日ニュースを見ていてジョンベネ事件のジョン・カー容疑者にはそのサインが出ているように見えました…。ただジョンベネの件は微妙という報道になりつつあるようですが。

米メディア、ジョンベネ事件の続報は慎重

とりあえず、この本はなかなか楽しめます。

2006/07/17

カラマーゾフの兄弟

カラマーゾフの兄弟
ドストエフスキー 著

ドストエフスキーは「罪と罰」を読んだからいいやと思っていたが、この本が絶賛されていることを最近になって知る。

東大教官がすすめる100冊

となると読まねばなるまい。ちなみに私が読んだ世界文学全集(米川正夫 訳)版の解説には、この本を超えるものは「聖書」しかないと書いてある…。

ここ数週間、朝起きるたびに何か暗い気持ちであった。それは何故って、この本を読んでいたから。いつもながらというか、ドストエフスキーは重い。ロシア文学には明るい太陽とかさわやかな笑顔などの言葉は絶対存在しないに違いない。

ごく簡単にまとめると父カラマーゾフと息子4人兄弟の話であり、長男と次男三男、四男でそれぞれ母親が違うという複雑な家庭。そして父親が殺され、長男が疑われる…。

やりきれない話の連続という感じだが、最終的に三男(アリョーシャ)が明るい希望を語って終わり、何かほっとさせられる。

2度3度読んでみたい気もするが、かなり長いので当分先でしょう。

最高の小説ということだそうですので、皆さんもぜひどうぞ。ただ気分が落ち込んでいるときに読むのはお薦めできません…。

参考、巻頭にこの言葉あり。

誠に実(まこと)に爾曹(なんじら)に告げん、一粒
の麦もし地に落ちて死なず
ば唯一つにてあらん。もし
死なば多くの実を結ぶべし

ヨハネ伝第12章24節

ウィキペディア(Wikipedia)

2006/07/08

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい

1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
M・グラッドウェル 著

例えばAかBを選ばなければいけない時に、後悔するありがちな展開として

Aがいいのではと直感的に思う
いやBがいいかと思い悩む
散々悩んで結局Bを選んだりする。
結果的にAを選んだほうが良かったことが判明する…

ここでは自分の直感であるAを選ばなかったという後悔と、あれこれ悩んだ時間が無駄だったという後悔が生まれます。

ここでのポイントはBを選んで、それが失敗だったことはしょうがないと受け入れられることです。どちらにしても選んでみないと結果は分からないわけですからね。

ということで直感での選択が結構正しいものですよ、という話がいろいろ載っているのがこの本。なかなか面白いです。

考えてみればやるやらないをすぐに判断できる人を、一般的に人は評価しますね。中々決断できない人は優柔不断だとか言われて、いい印象を残しません…。特に男だと。

2006/06/20

ヒトラー・コード

ヒトラー・コード
エーベル.H

一見するとヒトラーに関する暗号の話?という感じですが、これは邦題だけです。内容はスターリンのためにまとめられた、ヒトラー側近が見たヒトラーの日々。

ヒトラーは妻(自殺直前に結婚した)のエヴァ・ブラウンと共に地下壕で自殺したらしいのですが、スターリンなど多くの人はそれを信じていなかったらしい。

ナチスに関しては残党が南米に渡って、今でも活動を続けているとか!いろいろと過大な憶測があるようです。ヒトラーのDNAは採取済で、クローンを作るとか…。

この本を読む限りでは、ヒトラーも疲れた(特に戦争後半)普通のおじさんであり、影武者を用意して、自分だけ逃げたという感じは受けません。

ということで歴史の一面を見るという感じでは大変興味深い本です。厚いですが、読みやすいです。

2006/04/16

物理学者、ウォール街を往く。 エマニュエル ダーマン (著)

物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進
エマニュエル ダーマン (著), Emanuel Derman (原著), 森谷 博之 (翻訳), 長坂 陽子 (翻訳), 船見 侑生 (翻訳)

大変興味深い本ですが、肝心の金融に関する数式は予想通りさっぱり分かりませんでした。生まれ変わったら、物理学者になってみたいものです。

2006/03/26

「永遠の旅行者」橘 玲 (著)

永遠の旅行者 (上)
永遠の旅行者 (下)
橘 玲 (著)

永遠の旅行者(Perpetual Traveler, PT)の話はずいぶん前に聞いたことがある。単純に言うとひとつの国に長居せず、それによりどこにも居住していないことからどこにも税金を払わなくていいという話だ。なんとなく憧れる話である。ゴルゴ13なんてPTそのままか。

現在では大抵のものはデジタル化出来る。必要なものをすべてノートPCに入れて、後は少しの着替えだけを持って世界中を好きなところに滞在して仕事をするなんてたまらん。作家とか場所に縛られない仕事の人なら出来ますね。でも家族がいたら当然無理。

この本はそのPTである元弁護士に、20億円の遺産を1円の税金も払わずに孫娘に相続させたいという依頼が来る話です。

2006/02/22

キリストの勝利 ローマ人の物語XIV

キリストの勝利 ローマ人の物語XIV
塩野 七生 (著)

この最終話を読まない(観ない)うちは死ねないなというものがあって、それはゴルゴ13とかガラスの仮面とかStar Warsであったりします。ただStar Warsは昨年完結しちゃいましたね。あとすみません、ガラスの仮面は実は読んでません…。

そしてもうひとつがこの「ローマ人の物語」。1年に1冊発売で、15巻まで。今回が14巻なので次回で終了です。今回はローマ帝国の誕生から歴史は過ぎ、かつての栄光はどこへやらという感じで話は進みます。そしてキリスト教の台頭。

日本人がみていつも不思議なのは、なぜ欧米でのバチカンの扱いがあれほど大きいのかということ。しかしこの本を読むとよくわかります。当初ローマ皇帝はローマ神における最高神祇官を兼ねていたが、キリスト教の台頭によりローマ皇帝自身がキリスト教徒となるとただの羊となってしまい、キリスト教の司教には頭が上がらなくなってしまう…。このあたりがカノッサの屈辱につながるようです。

それとキリスト教は一神教にも関わらずなぜ聖ペテロみたいな聖人が多いのも疑問でしたがこの本を読むと納得。キリスト教の今日は司教アンブロジウスあったからこそなのかと感じるのでした。

ローマ人の物語を読むとイタリアに行きたくなりますね。だいぶご無沙汰です。

2006/02/09

姑獲鳥の夏

姑獲鳥の夏
京極 夏彦 (著)

ずいぶん前に友人に薦められたのですがやっと読みました。そして、確かに面白い。

暗い話といってしまえばそれまでだけど、精緻な文章と理屈っぽい話に驚く。出版社に持ち込んだら3日後に契約の電話がかかってきたという話もうなずけます。

2006/02/06

コリン・ウィルソンのすべて

コリン・ウィルソンのすべて〈上〉―自伝
コリン・ウィルソンのすべて〈下〉―自伝

コリン・ウィルソン (著), 中村 保男 (翻訳)

コリン・ウィルソンといえば殺人事件とかオカルトとか関連のやたら分厚い本を書くというイメージで、偏屈なイギリスのじいさんと勝手に思い込んでいたがこの本を読むとぜんぜん違うということが分かる。

自殺を考える青年時代から始まり、モテモテ自慢になったり、年がら年中銀行残高を気にしていたりとやたら面白い。コリン・ウィルソン ファンの方にはぜひお勧め。

2006/01/30

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた
ジョン・バッテル (著), 中谷 和男 (翻訳)

ここ数年Google無しの生活は考えられないようになっているが、そのGoogleについて色々知りたいのであれば大変参考になる本。

使い始めてしばらくはまだ広告のなかった頃で、どうやって稼いでいるのか疑問だったがやはりその時は儲かっていなかったらしい。当たり前か。その後、AdWordsなどではちゃめちゃに売上が伸びて現在にいたるのはご存知のとおり。

ちなみに英語、ドイツ語に続いて日本語は3番目に利用頻度が高い言語らしいです。

著者のSearchblog

2006/01/18

ルービン回顧録

ルービン回顧録
ロバート・ルービン (著), ジェイコブ・ワイズバーグ (翻訳), 古賀林 幸, 鈴木 淑美

クリントン政権、今となっては懐かしいですがその頃の話が面白いです。最後の方は経済政策に関する話がたっぷり。読むのにやたら時間がかかった本は久しぶりでした。2005年にかなり話題になった本ですね。

2006/01/03

プロファイリング・ビジネス~米国「諜報産業」の最強戦略

プロファイリング・ビジネス~米国「諜報産業」の最強戦略
ロバート・オハロー (著), 中谷 和男 (翻訳)

個人情報の流出は日本でも問題だが、アメリカでは911以降大変なことになっていますよというのがこの本。

それまではプライバシーを保護すべきという考えが強かったのに、2001年10月に可決されたアメリカ愛国者(Providing Appropriate Tools Required to Intercept and Obstruct Terrorism)により、テロリストを防ぐためには多少のことは目をつぶりましょうとなった。そしたら大変なことに…。民間のデータ収集会社が膨大な個人情報を蓄積し、それを個人ごとに分類することで誰がどこで何をしているのか筒抜けになっているということ。

この本に載っている民間の会社はこれら。

Acxiom
ChoicePoint
Identix
LexisNexis

そしてこれらの情報がうまく利用されないことにより、犯罪者や容疑者と同姓同名というだけで飛行機に乗れない人が続出しています。

航空機乗客の監視リスト、無実の一般市民まで多数足止め(上)

たとえば私の指紋は日本政府は把握していないが、アメリカに行くと何月何日にどの便でアメリカに入ったか、どのホテルに泊まったかに加えて指紋と顔写真が少なくとも保存されます。それに加えてアメリカ発行のクレジットカードを使うとその期間に何を買ったか、何を見たかがすぐに分かっちゃいます。

そしてこれからRFIDが発達するともっと大変なことになるみたい。未来は暗いのかも。

2006/01/02

御巣鷹の謎を追う -日航123便事故20年-

御巣鷹の謎を追う -日航123便事故20年-
米田 憲司 (著)

1985年の事故から20年後の2005年にJALの事故が頻発したことは記憶に新しい。

一時期噂にあった自衛機が撃ち落してしまったというのは嘘だろうとは思っていたが、事故の2時間後に米軍が救出に向かったものの中止命令が出たという話は気になっていた。このあたりの謎に着いて本書は迫っている。

あんな大きな事故を起こした会社だから、さぞ安全には時間とお金をかけているのだろうと勝手に思っていたのだが特にそういうこともないらしい…。結果的に上手くいっていたが、その後JASとの統合で昔の膿が出てきてしまったのだろうか。

この本の中ででも取り上げられている事故現場での世話係りなどに関しては、下記小説に詳しい。腐敗した組織、というものがどういうものかおぼろげながら見えてくる感じだ。

沈まぬ太陽
山崎 豊子 (著)

2006/01/01

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

スティーブ・ジョブズ-偶像復活
ジェフリー・S・ヤング (著), ウィリアム・L・サイモン (著), 井口 耕二 (翻訳)

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この本を読んでNeXTのカタログがまだ取ってあったことを思い出した。それがこの写真だ。当時としてもお金がかかっていると思ったが、今見ても立派だ。

NeXTが発売された1988年はアメリカのボストンにいた。Steve JobsApple を首になり、NeXTと作ったことは当然話題であり、どのようなものなのか興味津々であった。

実物を見たのは1989年だったと思う。MITのコンピュータショップにデモ機があると聞き、見に行ったのだ。

美しいデザインのモニタやキューブに驚いた。そして高精度なモニタ。白黒ではあったが、アイコンなどの美しいデザインはさすがSteve Jobsと思った。これは今、iPodやMac OS Xを見ても思うことだが。

ただし遅い…。この値段で、この速度。そしてフロッピーはなくMOのみ。この頃はイーサネットはまだほとんど利用されていなかった。これでは売れないだろうと思ったが、やはりその通りだった。

その後NeXTはAppleに買収され、Mac OS Xに進化した。ちなみにNeXT CUBEは秋葉原の中古や売っていて、何度か買おうと思ったが使い道が思いつかずやめておいた。

Steve Jobsはすごいことを多くしたが、すごい失敗も多いということがしみじみわかる本です。

2005/12/07

経営者の条件

新訳 経営者の条件
P・F. ドラッカー (著), Peter F. Drucker (原著), 上田 惇生 (翻訳)

今さらながらドラッカーを読んでみる。

今、知らずに読んだら普通の本という感じだけど1966年に出た本と聞くとビックリ。そう考えれば現在出回っているビジネス本は、この本の焼き直しと言えるかも…。

恐怖深いエピソード満載で、古典はすごいとしみじみ認識させられる本。経営者以外の方々にもお薦めです。

ある社長はほぼ毎晩会食をしていたが、調べてみると3分の1は行かないほうがかえって望ましかったもの。3分の1は自分ではなく代役で構わなかったもの。そして最後の3分の1だけが本人が行くべきものだったんだそうです。

2005/11/25

アメリカCEOの犯罪

アメリカCEOの犯罪―なぜ起きたのか?どのように改革すべきか?    トップ・マネジメント教育叢書
D.クィン・ミルズ (著), 林 大幹

日本で金融不祥事が起こると、アメリカではSECがしっかり監視しているから安心、日本も見習わないとというコメントがよく出るのですが、この本を読む限りアメリカもかなり危険みたい。

証券アナリストへの圧力とか、数年後に不祥事をおこす会社(エンロンとか)に最優秀CFO賞とかが贈られたりなど驚くというか笑っちゃうような話が満載です。

倫理のかけらも無いような人がCEOとかになって、会社を食い物にしてしまうんですね~。

2005/11/04

「ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である。」ジョーゼフ キャンベル

ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である。
ジョーゼフ キャンベル (著), Joseph Campbell (原著), 馬場 悠子 (翻訳)

まずこの本はジョゼフ キャンベルさんという神話関連で有名な方の対話集です、そんなに量はありません。そして題名には結婚とありますが、結婚についてのみ語っているわけではありません。それ以外の事柄についての方が多いです。

それと題名の冒険とは、危険だから止めろという感じではなく、人生における素晴らしい出来事だよという感じで語っています。

で内容ですが、特定の宗教などに縛られずに神とか文化について語っていて何とも面白く、ためになります。読んで損なし。定期的に読もうかと思う。

トリビア
新約聖書はギリシャ語で書かれているけど、イエスはアラム語で話していたんだって。よってイエスの語った言葉は聖書では正確には再現できないと…。

2005/11/01

「神話のイメージ」ジョゼフ キャンベル

神話のイメージ
ジョゼフ キャンベル (著), 青木 義孝 (翻訳)

急いで読むのはもったいない本。キリストの聖母像やら仏像やらの図版を元に解説が進む。

しかし文章(文字)として残っているものは強い。事実は多少違ったかもしれなくとも、当時の人々には当然会えないわけで、歴史家は当時の書物を読み判断していくしかないから。これは元々、秋葉原が"あきばはら"だったものが駅が登場してそこに"あきはばら"と書かれてあったことから後者が一般的になったことからも分かる。

2005/10/29

「CEO 最高経営責任者」トーマス・J・ネフ, ジェームス・M・シトリン

CEO 最高経営責任者
トーマス・J・ネフ (著), ジェームス・M・シトリン (著), 村井 章子 (翻訳)

新しいCEOになると、

リストラ -> 不要部門の売却 -> 復活

というイメージが強いのですが、ことはそう簡単ではないらしい(あたりまえか)。

この本では新しくCEOとして働く人のための準備とか心構えが親切に書いてあります。コミュニケーションが重要で、聞き役に徹しましょうとなっているのが微笑ましいというか、それだけ人の話を聞かないCEO(上役)が多いのでしょうね。

将来CEOとしてどこかに誘われる予定のある人にはぜひお薦めです。

2005/10/25

「ローマから日本が見える」塩野 七生

ローマから日本が見える
塩野 七生 (著)

内容としては「ローマ人の物語」の紹介みたいな感じなので、「ローマ人の物語」を読んでない人にとっては入門書?としていいかも。ただ実際はこの本よりもっと面白いですよ。この本は多分編集者が文章とまとめているのでしょう、いつもの文体と全然違います。

この本で面白いのは特別付録の対談で、歴代皇帝などの成績表が載っています。カエサルが満点なのは当然という感じですが、アレキサンダー大王の点数があまり高くないのが意外。

2005/09/14

「アマゾン・ドット・コムの光と影―潜入ルポ」横田 増生

アマゾン・ドット・コムの光と影―潜入ルポ
横田 増生 著

amazon.comというかamazon.co.jpでのアルバイト体験がメインの話。物流関連の業界話としてはそれなりに参考になるかも…。

2005/09/10

「破裂」久坂部 羊

破裂 久坂部 羊 (著)を読む。

子供は生まれないし、みんな長生きするしで社会保障費は増える一方で日本は大変。とするとこういう事を考える人が現れるのは当然でしょうね…。

なかなか楽しめました。

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